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207 余白と変化

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傍らで眠る猫を見ていると、そこに余白が必要なのだと感じる。猫は本当に、その場所を見つけるのが上手い。隣にちょこんと座り、目が合うと、「それでは」とその隙間に入ってくる。そして苦もなく、自分のいいように余白に収まってしまう。
 

悔しくなったので、こちらの都合に合わせてひっくり返してみると、しょんぼり顔のこの子。意地悪をしてごめんなさい。でも僕は、君のことが好きなんだ。
 
今年もまた、年末年始を東京で過ごす。30数年をともにした夫夫のお宅にお邪魔して、年に数日の家族デイズ。年末休業する前に慌てて買い求めたお気に入りのパンをついばみ、ネコたちを体に乗せて毎日を過ごす。年越しそばを食べ、かにを食べ、雑煮を楽しみ、街歩きと買い物を口実に友人を付き合わせ、幸せを体に蓄える。8年前からすると、よくもまあ、と自分でも驚くほどの変化だ。
 

今更言うまでもないけれど、物事の変化はとてつもなく大きい。仕事、生活、体、ネットの環境、そして、人の心の有り様。本当に本当に大きな変化だ、と友人と話す。十円玉を握りしめ、公衆電話で長電話をした時代から、暗号表を片手にポケベルにメッセージを送り、ついに電話を携帯する時代がきたかと思ったのも束の間、友人との定期連絡はFaceTimeで顔を見ながら。しかし、僕らはその変化についていけているのか、というのがここ数年の友人との間のテーマだったりする。

個人がこつこつとHTMLを学び、ホームページを開設していた時代とは、言葉の質も役割もずいぶん変わった。SNSが広がり、誰しもが言葉を届けることができるようになったけれど、果たしてその言葉たちはどこへ届くのか。

この場から離れていた約8ヶ月、僕は目の前の人たちと、その場でしかキャッチできない”体温のある言葉”を交わすことに戻っていった気がする。
 

ピンと張りつめた寒気のおかげで、空港に向かう背に、赤く染まった富士が輝く。なんとか映像におさめようと思ったものの、建物が邪魔して物事うまくは運ばない。しかし、それで良かったんだろう。羽田から再び自分の住む町に帰る時間、送迎デッキに浮かび上がる”Terminal 2”のネオンサインが、僕を再び送り出す。

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